今回は、このブログの読者の方から、
あがり症に関する質問をいただいたので、
お答えしたいと思います。
【質問】
社会人2年目の男性です。
これから、会社でも人前で話す機会が増えそうなのですが、
極度のあがり症なので、とても悩んでいます。
今までも、人前に立って話をしようとすると、
緊張してしまい、
頭の中が真っ白になって、言葉が出なくなることもたびたびで、
話を終えた後は、毎回、自己嫌悪に陥っています。
そのため、人前で話をしなければならない日が近づくと、
頭痛や胃痛がして体調を崩してしまい、
終わった後も、睡眠不足になって辛いです。
あがり症さえなければ、本当に楽しい人生が送れるのに、
といつも思ってしまいます。
あがり症を治すまでいかなくても、少しでも和らげる方法や、
あがってもうまく話せる方法などあれば、教えてください。
よろしくお願いいたします。
【回答】
「人前で話をしようとすると、あがってしまう」
これは、あがり症の人にとって、一番多い場面であると思います。
ただ、まず、覚えておいて欲しいことは、
あなただけでなく、人は誰しも、そういう場面ではあがると言うことです。
「あがり」というのは、人が自分の身を危険から守るために
本来備えている防衛本能によって、必然的に引き起こされる、
自然な現象なんですね。
しかし、そうはいっても、
頭の中が真っ白になって、言葉が出なくなることが度重なるのであれば、
死ぬほど辛いと思います。
まずは、自分のあがりや緊張をコントロールする方法を身につけることです。
あがりや緊張をいかにしてコントロールするかを学んで、
それらに対処できるようになればいいんです。
具体的には、例えば、どのような場面でも、
精神的にリラックスできる方法を身につけるということです。
こちらの記事(自己催眠であがり症を克服する方法)にも書きましたが、
ぼくは、この自己催眠を利用した方法を使って、緊張する場面であっても、
簡単にリラックスできるようになりました。
あと、人前で話をする際に、あがってもうまく話せる方法ですが、
これも、こちらの記事(人前で話す場合のあがり症を克服する方法)に書いたように、
話す前に“徹底した準備”をすることを実践されたらいいと思いますね。
あとは、西村さんのDVDにある、症状別対処法の中の、
「朝礼・スピーチができない人向け」の対処法に従って、
話をするようにすれば、あがってもうまく話せると思います。
これから人前で話をする機会が増えるのであれば、
できるだけ早く、あがり症に対処する方法を
身につけられることをお勧めします。