今回は、読者の方から、
あがり症にについてのご相談をいただいたので、
お答えしたいと思います。
【質問】
こんにちは。
私は、極度のあがり症です。
しかも、いつも、人の目が気になってしまい、
自意識過剰気味なのかも知れません。
大学を卒業した後、就職した会社には、技術職として採用されたため、
事務職でないせいかもしれませんが、
電話応対について、上司から教わることもなく、
電話に出るときには、いつも緊張していました。
職場は、8畳くらいの広さしかなく、
そこに5人が机を並べて座っているため、
とても静かです。
なので、私が電話をとると、
いつも、みんなに聞き耳を立てられている気がして、
とても緊張します。
そのため、いつ電話が鳴るか、が気になってしまい、
仕事に集中することができませんでした。
しかし、これではいけないと思い、
本屋に行って、電話応対に関する書籍を何冊も買い込み、
自宅で練習しました。
だけど、実際に、会社で、電話で話をしようとすると、
みんなに聞かれていると思いが先に立ち、
声がうわずったり、どもったり、
ときには変な日本語になってしまったりしてしまいます。
そうなると、さらに緊張度が増し、変な対応を取ってしまうという、
悪循環に陥ってしまいます。
でも、会社でも、周りに誰もいないときには、
問題なく、電話応対はできるんです。
他の誰かに聞かれていると思うと、ダメなんです。
周りに人がいても、電話応対であがらずに済む方法があったら、
教えてください。お願いいたします。
【回答】
あがり症の人が、電話応対であがってしまう原因には、
次の2種類があります。
1.相手の表情がわからないため、不安に感じて、あがってしまう。
2.周りの人に聞かれるため、恥ずかしくて、あがってしまう。
相談者の方の場合、周りに人がいないときには、
普通に電話応対できるとのことですので、
まさに、2のタイプですね。
このタイプの人は、相談者の方がおっしゃっているとおり、
自分に意識が向きやすい傾向があります。
自分を他人によく見せたい、
つまり、ミスなくうまく電話対応できている自分を、
周りの人に見せたい、という意識が強く働くことによって、
緊張を増してしまうんです。
なので、電話応対する際には、
自分に意識向けるのではなく、
他に意識を向けるようにすれば、例え緊張しても、
それをコントロールできるようになります。
例えば、相手の話の内容に意識を集中させたり、
メモを取ることに意識を向けたりすることによって、
自分をよく見せようとする意識が薄らいでいくんですね。
また、日頃から、
いつでもリラックスできる方法を身につけておくといいでしょう。
こちらの記事(自己催眠であがり症を克服する方法)にも書きましたが、
ぼく自身、この方法を使って、どんなときでも、
簡単にリラックスできるようになりました。
さらに、ぼくが学んだ、西村順式あがり症克服講座でも、
電話応対が苦手の人のために、特別な訓練法が取り上げられています。
これなんか、人から電話応対を学ぶ上でも、
とっておきの方法だと思いますよ。
回答は、以上となります。ありがとうございました。