今回は、
28歳会社員の女性の方から、
お茶出しに関するご相談です。


【質問】

私は、子供のときから、人より緊張しやすい体質でしたが、
その場その場を何とか切り抜けてきました。

友達の結婚披露宴でスピーチしなくちゃいけない場合も、
すごく緊張はするものの、失敗せずに何とかこなしてきました。

でも、最近になって、会社で、お客様にお茶出しするときに、
手が震えることに気付いたんです。

応接室に、お茶やコーヒーなどをお盆に載せて運ぶまではいいんですが、
いざ、お客様の前に、お出しするときに、手がブルブルと震えてしまうんです。
特に、お客様が私の手元に注目しているときには、
焦りも出てきて、余計に震える始末です。

今のところ、震えのために中身をこぼしたということはありませんが、
そのうちに、お客様の前でこぼすのではないかとヒヤヒヤしています。

お客様にお茶出しする際に、
手が震えるのを抑える方法などあれば、教えてください。

お願いいたします。


コーヒーを出す


【回答】

接客する際に手が震えると言うことですね。


あがり症の方の場合、
女性ですと、この相談者の方のように、
お客さんにお茶やコーヒーを出す際に、
緊張して、手が震えてしまうことがあります。

また、男性の場合ですと、
お客さんにお酒やビールのお酌をする際に、
同じように、手が震えることがあります。


心理的には、
「お客様の前で、こぼさないように、失敗しないように」と、
自分に向けて意識が働いているため、
自分の中で緊張度が増し、手が震えてしまうんですね。


そして、さらに、
「手が震えちゃいけない。震えよ、止まれ!」と、
手の震えに意識が向いていくと、
その思いとは反対に、余計、震えが止まらなくなるんです。


なので、このような場合には、自分に意識を向けるのではなく、
他に意識を向けるようにします。


例えば、相手であるお客さんに意識を向け、
『美味しくお茶を入れましたので、ごゆっくりおくつろぎください。』
というふうに、心の中でお客さんに思いを込めて、
お茶を出すようにするとよいでしょう。

また、湯飲みやカップを片手でもって出すと、
どうしても、手が震えやすくなるので、
もう一方の手を添えるようにして、両手で出すようにすると、
いいと思います。

震えも抑えられますし、より丁寧さが増します。


これは、お酌をするときも同じですね。



また、お茶出しが日常の業務であるなら、
やはり、暇を見つけて、お茶出しの練習を
するというのも効果的です。

さらに、日頃から、どのような場面でもリラックスできるように、
こちらの記事(自己催眠であがり症を克服する方法)
書いたような方法を試してみるのもいいでしょう。






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