今回は、31歳の会社員の女性の方から、
あがり症に関するご相談をいただいたので、
お答えしたいと思います。
【質問】
小さい頃から、私は、極度のあがり症で、しかも赤面症です。
性格的にも人見知りで、特に、大勢の人の前で話すとき、
妙な振る舞いをしてしまうこともしばしばです。
症状としては、
・赤面する(緊張し出すと、顔がカッカとほてってきて、
赤くなっていると、自分でわかります)。
・声が震えて、足もガクガクする。
・心臓がバクバクして、動悸が激しくなる。
・ときどき、頭の中が真っ白になり、
自分で何を話しているかわからなくなる。
自覚症状は、こんな感じですが、
他の人に比べて、異常な気がします。
誰でも、大勢の人の前に出たら、
緊張するのは当たり前かも知れませんが、
私の場合、友達や同僚との会話でも、
赤面することが多くなり、悩んでいます。
また、先日、今の会社に転職したばかりで、
来月になると、全体朝礼があり、
200人くらいいる前で、自己紹介しなければいけないみたいなんです。
とりあえず、その全体朝礼で、あがらずに、
自己紹介できる方法がありましたら、アドバイス願います。
【回答】
近いうちに、200人の前で自己紹介を
しなければならないということですね。
極度のあがり症とおっしゃっているので、
全くあがらずにということは難しいですが、
あがりをコントロールすることは可能です。
まずは、自分に自信をつけるために、
“徹底した準備”をすることが大切です。
自己紹介の内容を原稿にまとめ、
まずは、それを繰り返し読み上げます。
そして、内容を覚えたら、
実際に大勢の人の前で話している場面をイメージして、
話す練習をします。
この練習を何度も何度も重ねることにより、
自己紹介することに対し、
自分に自信が持てるようになります。
また、心と体というのは密接に繋がっているため、
体の使い方次第で、心の持ち方に変化を与えることができます。
あがり症の場合、
呼吸法をマスターすることにより、緊張する心をやわらげ、
あがりを抑えることができます。
ぼくも、この教材で紹介されていた呼吸法を
マスターしたことによって、
人前で話すとき、緊張しても、
その緊張がすぐに引いていくようになりました。
こうした、緊張を緩和する方法を日頃から
身につけておくといいでしょう。
新しい職場で、緊張する場面も多いかと思いますが、
トレーニング次第で、あがりをコントロールすることは
できるようになりますので、
がんばって、挑戦してみてくださいね。