今回も、ブログの読者の方から、
あがり症についての質問をちょうだいしたので、
お答えしたいと思います。
【質問】
こんにちは。
31歳の会社員です。
私は、極度のあがり症で、すごく困っています。
例えば、大勢の人の前で話をしようとすると、
心臓がドキドキして、手足が震えます。
声も震えて、しまいには、声が出なくなってしまうんです。
今働いている会社では、月曜の朝に、
毎回交代で、スピーチを行うことになっています。
もうすぐ、私の番が回ってきそうなんですが、
それを考えると、とても憂鬱になります。
緊張して、まともにスピーチできるとは思えないからです。
自分でも話したい内容は一応決まっているのですが、
それをみんなにうまく話せる自信がありません。
スピーチのときに、緊張しない、なんかいい方法はありませんか?
よろしくお願いします!
【回答】
朝礼のスピーチのときに、
緊張して、うまく話せないというご相談ですね。
まず、覚えておいて欲しいことは、
人は、そのような場面では必ず緊張すると言うことです。
これは、人が本来持っている防衛本能の働きにより、
必然的に起こされる自然な現象です。
なので、緊張しないようにするというのは、
自分に無理を強いることになるんですね。
また、緊張しないようにしなければ、と思うほど、
緊張することに自分の意識が向くので、
逆に緊張度が増していきます。
ですから、緊張することに意識を向けるのではなく、
他に意識を向けることにより、
緊張をコントロールするようにした方がいいでしょう。
また、こちらの記事(人前で話す場合のあがり症を克服する方法)でも、
お伝えしましたが、
スピーチをする前には、“徹底した準備をする”
ということがとても重要です。
「スピーチする前には、私も準備はしていますよ」
とおっしゃる方も多いのですが、
その準備の内容をよく聞くと、
とても“徹底した準備をしている”と思えないことが
ほとんどです。
中途半端な準備では、心のどこかに
「本当に大丈夫だろうか」という不安感が残ります。
その不安な気持ちが、緊張を引き起こし、
あがりの症状をひどくします。
反対に“徹底した準備をした”場合には、
スピーチすることに対し、自分の中に確固たる自信が持てます。
また、スピーチの間も、緊張はするものの、
自分に意識が向かず、
スピーチの内容や聞いている人に意識が向くようになるため、
緊張をコントロールできるようになるんですね。
ですので、スピーチ前の“徹底した準備”というのが、
スピーチの際に、緊張をコントロールするための最善の方法と言えます。
それでは、朝礼でのスピーチ、がんばってください!!
なお、このブログでは、あがり症について、
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